muto の紹介

ありをりある.com編集長。アウトドア系出版社を経て、ありをる企画制作所を設立。編集者・ライターとして活動中。気になる分野は歴史・伝統文化・仏教・いろんな国のいろんな考え方など。好きな食べ物はあんことなす。趣味は三線弾きと剣道。

ありをりあるな日常の始まり


みなさん、はじめまして!むとういくこと申します!
本サイト編集長です。

この「ありをり日誌」は、むとうの能天気な毎日をお知らせしていこうというセクションです。 最初の投稿ということでご挨拶がわりに自己紹介を少し。

現在、わたしは、埼玉のとある田舎町で生活をしています。生まれ故郷なのですが、生活するのは13年ぶりです。13年と言えば、赤ちゃんが中学生になれるくらいの歳月を経てますから、 いろいろ変わったりして、ほぼ初めて暮らす場所という感じです。 すべてがものすごく新鮮! 自宅から20分ほど歩けば、田んぼが広がります。散歩してたら、車道を鴨の家族が横切っていたり、池にカワセミがいたりします。そして、高層建物は全くないので、空が広い!

……いい。いいですわ!!

私は、大学卒業とともに出版社に就職し。10ウン年、ほとんど休みなく働いていました。最後に勤めていた会社はアウトドア系の出版社だったんですが、とはいえ、出版のお仕事はものすごくインドア+夜型です。忙しすぎるのでまとまった休みも取れず、会社と家をひたすら往復する毎日。絵にかいたような不健康さ。

そんな生活から考えたら、今の生活は天国のようです。 仕事柄、週に何度かは打ち合わせや取材で都内にいますが、6割はこののんびりしたいなかにオフィスを構え、生活しています。最近では、県下の友人、知り合いも増えてきました。出版だけでなく、いろんな職業の方と関わり始めています。そういう出会いが、本当にうれしい。これこそ「宝物」です。

最近、同じような考え方の方が増えてきているような気がします。もっと人間らしい生活がしてみたい。地面を感じたい、自分が生まれた場所をもっと元気にしたい……。最近そんな熱い思いを持った方たちによく出会います。そして、私も微力ながら少しでも貢献したいと思っています。

先日、とある先生のご本をお手伝いしていた際、ありがたい言葉をいただきました。 「むとうさん。あなたがこれからも大切にするべきなのは、その人とつながる才能だよ。それはこの変革期で何が起こるか分からない世の中でもっとも大切な才能なんだから」。

そうです。人とつながる、ということが私の目標であり、喜びなのです。才能というのはおこがましいかもしれませんが、その喜びのためにこれからも楽しく頑張っていきたいと思っています。そして死ぬ瞬間に「宝物、いっぱいいただいたな~」と思って死ぬのが目標です。

ぜひ、みなさん。私たちの「宝物」になってください。まだまだ小さなサイトですがわくわくするような楽しい出会いやご報告でいっぱいにしていきたいと思っています。 皆さんのご支援、ご協力、なにとぞ宜しくお願いします!

むとういくこ 拝

ブツタビ事始め~旅に出る理由~


どうにもならない原始的な衝動。

旅に出ようと思う理由は、人それぞれ。南国でゆっくりと羽を伸ばしたい、とか、オーロラを見てみたいとか、恋人や伴侶、両親や子供と「どこか」に行ければよくて場所はどこでもいいのよ、というかたもおられることでしょう。

私の場合、ちょっといつからだったか思い出せないくらい小さいころから、「旅」といえば「お寺+仏像」でした。熱心な仏教徒でもないのに、不思議なことですよね。
旅に出よう、と思うのはたいてい「あ、●●寺の阿弥陀さんが特別開帳だからいかないと!」という情報を得た時だったりするのです。出張で地方に行くときには、取材の下調査より何より、まずお寺+仏像チェックから始めてしまうという本末転倒ぶり。 海外に出ても、アジアであればその土地に残る仏教美術を探してしまいますし、ヨーロッパであれば、アジア美術コーナーの仏教美術に釘付けです。 なんでしょう。この衝動。遺伝子に組み込まれているとしか思えない決定的な支配力なのです。

さらに喜びを深めたい、という野望。

さて、そんなわけで、このブツタビでは私がたまたま知りえた特別公開情報をお知らせしたり、レポートしたりしていくページです。さらに、あわよくば。

皆さんから、思いがけない特別公開情報をいただいたり、皆さんとお話したりして、喜びを分かち合っちゃったりできたらいいな、と思っています。ぜひぜひ、よろしくお願いします!

では、いってまいります!

むとういくこ 拝

石部(イシブ)、始動!


日本文化のもう一つの側面、「石の文化」をもっと知りたい。

石仏と塔婆群(埼玉県)。それぞれ独立したお墓や供養塔だったものを寄せてまるでピラミッドのように!なんかすごい!

日本文化は「木の文化」とよく言います。確かにその通り。これだけ木を使って建物建てたり、道具を作っている民族はそうそうないでしょう。それというのも、日本人が「木」という素材に特別な愛着を持ってきたこと、神として崇め奉る信仰心を持ってきたことも「木」を多用する大きな要因だったといえると思います。

とはいえ、日本にも、実は「石の文化」が連綿と続いています。石を加工する技術も古代から存在していました。 遺跡で発掘される石棒や石斧といった道具(祭祀用具?)はもちろん、古墳の中の石室を見ても、あれだけ大きな石を選び、切り出し、崩れないように組むことは、相当な技術力が必要です。また、もともと前述の「木」と同様に、「石」も信仰の対象でした。古い神社のご神体には大きな石(岩)が多く含まれます。 街角のお地蔵さんや道租神も石でできていますね。石でできているので、雨ざらしになっているものも多いかもしれません。正直言って、筆者も「石はその辺にたくさんありそうだし、丈夫そう。一般の人が使いやすいから街角のお地蔵さんは石造なのかな~」なんて考えていました。あまりにも当たり前すぎて、そんなふうに風景の中の一つととらえていたんです。

……否。

それはあまりに安易な考えでした。

■石はそのへんにある?――そう簡単に「その辺」にはありません。調べてみるとびっくりするくらい遠くから運んできているのです。

■丈夫そう?――丈夫な石もありますが、全然丈夫じゃない石もたくさんあります。丈夫な石は切り出すのに特殊な技術が必要になってきますから生半可なことではありません。

こんなことを少しずつ知るごとに、石造物のすごさ・深さ・面白さにすっかりはまってしまったのでした。

石工芸界の至宝・N先生との出会い

そんな気づきを与えてくださったのは、石工芸界の至宝・N先生との出会いがきっかけでした。N先生が作り出す、また、語り表す石造物の美しいこと!石造物の一つ一つにちゃんと意味や思いがあることを先生に教えていただいたのです。

建長5年(1253)建立。伊派石大工・伊行末作。

そして少しずつ、先生から教えていただいた石造物を観て回るようになりました。何しろ素人ですから、よくわかってません。でもわからないなりに観ていくうちに「あ、この石灯籠、きれい!」「この石塔かっこいい~~」なんていう好みが生じてきます。

また、言い伝え、デザインや雰囲気から、勝手に歴史を妄想してみたりします。これがもう、たまらなく楽しい!

勤めていた出版社を辞め独立した私は、この楽しさをもっと定期的に味わいたい、という思いに駆られ、大先輩ライター・石田石造(女)氏に連絡しました。 石田石造(女)氏は、N先生のお仕事をともに作り上げたお方!しかもそのお仕事をきっかけに、その後も石造物の世界を取材し続けている猛者なのです。 石田石造(女)氏は、私の切なる願いに快諾!毎月一度、一緒に石造物を見て回ろう!ということになりました。

そして石部イシブ結成!

こうして、2011年秋。私たち石部の活動がスタート。 私たちがすんでいるのは関東なので、まず地元のものをちゃんと知りたいね、と「板碑」を中心に観て回ることにしました。
「石造物」といっても、その種類は多岐にわたります。 「板碑」もそのうちの一つで、埼玉県を中心にそのほとんどが関東に在るといっても過言じゃない石造物です。そんなわけで関東にせっかく生まれからには、板碑を見ないわけにはいきません!

さて、そんなこんなで、イシブは毎月活動してます。

時に行き過ぎつつ、時に脱線しつつ、石造物(イシブでは「石もの」と呼びます)との出会いを楽しんでいます。 こちらの「ありをりある.com」という場を通じて、日本中にひそかに生息しているイシブ系アウトドアな皆さんといろいろつながっていけたら嬉しいと思っています。

さあ、では、でかけましょうか!

イシブ部長 むとういくこ

イキモンブ、始めます。~いろんな生きものがいるという幸せ~


「哺乳類が好き?…まだまだだね」と先輩が言った。

皆さんはどんな生きものが好きですか?

以前勤めていた会社(生物図鑑を出している出版社)で先輩に「生物は何が好き?」と聞かれて「哺乳類」とこたえたところ、まだまだだな、と肩をたたかれたことがありました。
「カエルも深海生物も好きですよ!」と意地になる私。先輩は、…うん、まあねと言いながら頷きつつ去っていってしまいました。まさに「生きものビギナー」の烙印が押された瞬間でした。
結局私は、生きものビギナーということで、哺乳類担当ということになりました。主に犬・猫の企画を担当するのですが、何となく悔しかったことを今も鮮明に覚えています。
いや、いいんですよ。私、犬も猫も大好きだし!まさに望むとおりなんですけど!!

いろんな生物がいるって素晴らしい!

そんなわけで、私は哺乳類が好きでしたが、同僚にはいろんな人がいました。虫が好き、菌類が好き、海水魚が好き。動物より植物が好き。
彼らの好きな生きものをあげるだけでも、本当にいろんな生きものがこの地球には生息していることがわかります。気がつかないところ…肌の表面や腸の中にも生きものがたくさん共生してますし。そういうことを考えるとやっぱりおもしろいです。
また、「想像上の生きもの」もいますよね。龍や鳳凰、妖怪、怪物。現実にはいない(とされている)ものだって、生息しているのが人間の頭の中だけだとしても、私はそれは「生きてる」んだと思うんです。
イキモンブは、そんな「生きもの」に関わることなら何でも首を突っ込んでいきます。動物園に会いに行くこともあれば、幻の生物ゆかりの地を訪ねてみたりします。
そうしたイキモンブの活動を通して、ビギナーながら、いろんな生き物が生きてるっていいな、という思いをもっと大きく深く広げていけたらいいな、と考えています。

皆さま、よろしくお願いします!

むとういくこ 拝