file.25 五十鈴の「華車」


いちにちいちあんこ 私は現在埼玉県民ですが、サラリーマン時代は10年ほど神楽坂に住んでおりました。

一人暮らしを始めてから、初めて入居したマンションにずっと住み続けたんですよね。
狭くて小さな部屋でしたが、芸者新道沿いの静かな環境と、奇跡的な日当たりのよさ、大家さんは親切、そして何より神楽坂という町の住みやすさが心地よく、離れられなくなってしまったのでした。

そんな神楽坂生活の中で、よく、大切な人へのおみやげ品として、また自分へのご褒美として利用していたのが『五十鈴』さんです。

ちょっとだけお値段は上目。材料にこだわる昔ながらの和菓子屋さんです。でも、京都などとは違った、あくまでも江戸・東京らしい和菓子屋さんって感じ。 こちらは、看板商品が「甘露甘納豆」で、これまたおいしいのですが、私がよく買っていたのはこちら…
anko20130721-1
「華車」です。なんだか風流なお名前でしょう??御所車をイメージして命名されてるとのことですが、こちらは最中なんですけども、
華車このように、三つに分かれておりまして、
華車栗あん、ゆずあん、小倉あんの三種類のあんこを一気に楽しむことができてしまうのです!
これは、あんこ好きにとってはたまらなないようですよ!
しかも、写真だと分かりにくいかもしれませんが、かなり大きいのです。このひとかけらで小さな最中一個分くらいのボリュームがあります。
華車こちらは、ゆずあん。ゆずの風味がちゃんとしてきます。あんこはよく練れている感じでねっとりとしてますね。栗あんもそう。小豆餡が一番あっさりしてるかも?

五十鈴さんのHPを拝見しますと、「甘さ控えめ」と書かれてますが、私的にはかなりしっかりとした甘さを感じます。この、味がしっかり強めなところも何となく江戸っぽいなあ、なんて私はいつも思うのですが…
#とはいえ、今は夏なので、ちょっと甘くしたりしてる可能性もあるかも…

これ一個で283円なので、一瞬、お高い?と思いますが、ほぼ3個分のインパクトがありますので、納得のお値段です。私はこれを、ちょびちょび三回に分けていただきました。

いやあ、満足です!

五十鈴
http://isuzu-wagashi.co.jp/

 

file.24 梅林堂の「汐水ようかん」


いちにちいちあんこ

7月初めに比べたらだいぶましな暑さですね。7月半ばくらいにこのくらいの暑さというのは例年通りなのかなと思いますけども…

さて、そんな暑いときには??

……そうですよねえ。水ようかんですよねえ!

そんなわけで、いただきものの水ようかんを朝冷蔵庫に入れて冷やしておきましたので、そろそろいただきましょうか。
汐水ようかん熊谷を中心に店舗展開している「梅林堂」の「汐水ようかん」です。梅林堂といえば、子どものころから馴染み深い和・洋菓子屋さん。もとは和菓子屋さんだったんだろうと思いますが、ケーキやクッキー、また和洋折衷なオリジナルお菓子など販売しているお店です。

そんな懐かしのお店ではありますが、この「汐水ようかん」は今回初めていただきますよお。
汐水ようかん少し白みがかったあんは、原材料名を見ると白インゲン豆も入ってるみたい。小豆100パーセントのこしあんよりもちょっと軽い感じ。そこにちょっと塩味が効いてまして、甘味が際立って感じられます。

口どけはゼリーのようで軽いんですが、後味はかなりずっしり来ます。ちょっと濃い目に入れた熱い緑茶が合いますね。

そして、改めて、健康になってきてよかった!と喜びをかみしめました。あんこものはカンペキ復活宣言、と言っていいでしょう。

いや~、今日も美味しゅうございました!

梅林堂
http://www.bairindo.co.jp/

お久しぶりなのは…


 

みなさま、大変お久しぶりです。
実は、本サイト編集長ことわたくし・むとう、きっかり二週間入院しておりました!
19日に腹痛で救急に駆け込みそのまま入院。どうにか昨日退院して現在自宅療養中です。

何しろ二週間も入院したのは初めての経験です。後半はだいぶ回復して検査待ちも含めて入院続行という感じだったのですが、それでもほとんど動いてませんから、筋肉が落ちてます。ちょっと動いただけでも、かなり疲れちゃいますね。
今週中は、徐々に体調をみながら仕事復帰したいと思っております。

本サイトの更新もちょいちょい再開したいと思いますので、みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

むとう 拝

file.23 時屋の「どらやき」


いちにちいちあんこ
今日は新宿西口にて秘密のMTG。いろいろ面白いことが始まりそうで、これからがとっても楽しみ!

ウキウキしながら、新宿を歩いていて…。

あ、そうだ、新宿西口といえば……、「久しぶりに例のあれを買おう」とちょっと足を延ばしました。どら焼き時屋さんのどらやき!!!

そうつまりこれは…
日本出身の世界的有名人、いえ、有名ロボットのあのひと縁のどらやきなのです。

そうです!このひとです!
ドラえもん                     ボ~ク~ド~ラ~え~も~ん~~~~

(20年以上ぶりに書いてみたら思ったよりうまくかけた)

有名な話なので、ご存知の方も多いかと思いますが、ドラえもんのなどら焼きは、「時屋のどらやき」なんだそうですよ。

もはや都市伝説と化してますが、西新宿にスタジオがあったので、作者の藤子不二雄さんはよくこちらのどらやきを召し上がっていたそうで。真偽はともかく藤子先生が愛してやまないどらやきだったことは間違いないそうです。
どらやきこちらは、「小」180円。ほかに、中、大、特大サイズがあります。一般的な大きさはこの「小」ですね。これ一個でもう十分おなかがふくれますよ。
どらやきどうです!?この角度!!
私にとって、「ドラえもんのどらやき」といえば、このアングルですよ!!
どらやき
あんこはもちろん粒あんです。

お味のほうは、もう、本当に昔懐かし、「王道のどらやき」と申しましょうか。ふっくらとずっしり重い生地、しっかりとした甘さのあんこ…。

誰が食べても、ああこれがどらやきだよね、とうなずくに違いないお味です。

ちなみに時屋さんは甘味どころなので、イートインもできますよ!イートインだと生クリーム入りのどらやきも楽しむことができます。そちらも、正しく美味しいです。ど直球!

場所は、新宿西口の小田急ハルク一階(小田急の方に伺ったところ、正確にいうと、小田急ハルクのお隣ですが並びなので同じ建物内に見えます、とのこと)。
あのあたりは、地下を移動することが多いので、意外とご存じない方もいるかと思いますが、ぜひ一度足を運んでみてください。ちょっと懐かしい感じの甘味どころです。

時屋
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13006696/

 

file.22 十万石の「水ようかん」


いちにちいちあんこ
梅雨がうそのような日々が続きましたが、今日はちょっと梅雨らしいお天気ですね。雨は降ってはいませんけど、じめっとした曇り空。空気が重いです。

実は、ワタクシ、低気圧と湿度にとても弱い体質なのです。フクフクしているうえにいつも顔色がいいもんで、ものすごく頑丈そうに思われてますけれども、実はけっこうセンシティブなのです。

今日も原稿を書きながら、体が重くてグデーッとしてました。仕事も全然はかどりません。毎年のことなのですが、梅雨の時期って眠くてしょうがないんですよね。

そんな私を見るにみかねてか、父がいかにもこの季節らしいあんこものを買ってきてくれました。
水ようかん
水ようかんです!!

いいですよねえ。水ようかん。つるりといきたいですよねえ。
水ようかん先日、十万石まんじゅうでもご紹介しました、埼玉が誇る和菓子屋さん「十万石」の水ようかんです。
実は、うちの父が十万石大好きで、仕事で行田のほうにいってはお土産で買ってきてくれるのです。
水ようかん水ようかんといえば、こしあんです。「十万石まんじゅう」のこしあんもおいしいですから推して知るべし、ですが、もちろん水ようかんのあんこも大変おいしいです。
つるりんとした口どけがたまりません。まさに涼菓ですね。

さて、水ようかんといえば、そうです福井県ですね!!
あ、あれ?
みなさんご存じない方のほうが多いでしょうか。

福井の嶺北のあたりでは水ようかんの消費量半端ないですけど、かの地では水ようかんは冬の風物詩なのです。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1290088391876.html

おこたに入りながら、水ようかんを食べる、というのもまた乙ですよね。
福井の水ようかん食べたいな~。

でも、福井の水ようかんは11月から3月までなので、今はないんですよね~。
今年は絶対お取り寄せしますよ!

十万石
http://www.jumangoku.co.jp/

file.21 屋宜家の「黒蜜きな粉黒糖ぜんざい」


いちにちいちあんこ

関東も梅雨入りしましたね。今日は梅雨の合間。曇りですが晴れ間も見えます。沖縄から帰ってきてから、どうも体の切り替えができないまま、ものすごく効率悪くですけど^^;仕事に復帰しました。

さて、私の大好きなあんこもの@沖縄には、ご存じ「ぜんざい」があります。

ぜんぜい、と言っても、こちらで食べるあったかいぜんざいとは違いますよ~。暑いところならではの冷たいぜんざいです。

今回も、二日に一度はぜんざいを食べてましたが、その中でも特に美味しかったぜんざいをご紹介します。
屋宜家

場所は、八重瀬町。本島南部の街にある『屋宜家』(やぎや)さんです。『屋宜家』さんは、2009年に国重要文化財に指定されたお屋敷を公開し、お食事どころにされています。
母屋屋敷自体は100年以上、写真の母屋は63年たつ建物だそうです。沖縄のお屋敷の典型的な様式なんだそうですよ。
お庭もきれいにされていて、とても気持ちのいい素敵な場所です!!
ぜんざいそして、さっそく「黒蜜きな粉黒糖ぜんざい」を注文しました。
みてください、この素敵な様子!これが沖縄の「ぜんざい」ですよ~~!

沖縄のぜんざいは、優しい甘さに炊いた金時豆の上からかき氷がかかってるスタイルです。
金時豆こんなかんじですね。下のほうに金時豆がたっぷり入ってるんですよ。

屋宜家さんのぜんざいは、上からきな粉がかかって黒蜜もかかっていましたが、一番シンプルなぜんざいは、この金時豆の煮たのの上から氷がかかってるだけです。

金時豆って、本当に美味しいですよね。小豆とは違って、しっとりと軽味があります。

屋宜家さんのぜんざいは、どことなく洗練されていておしゃれです。この器を見ていただいたら味もお分かりいただけるんじゃないかな、と思います。
ご主人の心遣いを感じますね。

このきれいなお庭と建物を堪能しながら、美味しいぜんざいをいただく…。なんて贅沢なひと時なんでしょう。
そして、この素敵なぜんざい、380円…。リーズナブル~~!この空間でゆっくりして380円…(すみません、下品に繰り返して…^^;)。おおお。

ぜひ沖縄にいらした際には、足を延ばしてみてくださいね!おすすめです!

屋宜家
http://www.ne.jp/asahi/to/yagiya/
*空港から車で30分ほど

 

 

file.20 ぎぼまんじゅうの「のーまんじゅう」


いちにちいちあんこ

那覇滞在二日目。一日目に那覇三大饅頭のうちの一つからスタートした「いちにちいちあんこ」、二日目も那覇三大饅頭で決めたい、と起き抜けに思いました。

沖縄はその日も曇り時々雨。梅雨入りしてますから仕方ないですよね。こんな日は無理せず、だらだら過ごすに限ります。

そんなわけで、那覇二日目は、有名なのーまんじゅうをぎぼまんじゅうさんに買いに行って、そのまま首里城界隈を散歩しよう、と決めました。

ゆいれーるの首里駅から徒歩15分。
いつもの感覚だと、めちゃくちゃ余裕、って感じですけど、とにかく湿度が高くて気温も結構あります。首里のあたりは坂道が多いし、中途半端な時間に出たので、朝ごはんもお昼も食べてない…。空腹と湿度にやられて、ようやくたどり着いた時にはヘロヘロでした(弱すぎ^^;)。
ぎぼまんじゅうぎぼまんじゅうに来たのは、かなり久しぶりだな~。ちょっと離れてるし、一人旅の場合いつも足があるわけじゃないので、そう毎回はこれないんですよね。
のーまんじゅう、けっこう大きいので、一個で十分なんですけど、あまりの空腹で二個買っちゃいました。あまりにおなかがすいて倒れそうだったので、店の前に会ったベンチでまずは一個いただくことに…。
ぎぼまんじゅうこういう紙包みが、またいいじゃないですか!
こんなかんじの紙で包まれたあんこものは、まあ間違いないですよ!

包みを開けますと、さらに月桃の葉でくるまれてますよ。てんぴぬめー饅頭と同様、こちらも蒸し上げるときに月桃の葉を使うんですね。

のーまんじゅうのーまんじゅうは、ものすごくわかりやすくいっちゃえば、粒あんの中華まん(大)ですね。仕上げに「の」を書いてくれます。この「の」は「熨斗(のし)」の「の」らしいです。お祝い事用のお菓子なんですね。
ちなみに元祖はこの「ぎぼまんじゅう」とのことですが、スーパーなどでもたまに見かけます。
のーまんじゅう蒸し上げたばかりなので、触れないほどアツアツ。ちゃんと蒸し器で蒸したものって、なかなか冷めないんですよね。電子レンジなんかであっためるのとちがってね。

こちらの粒あんは、かなり甘いです。甘味が強いので豆の味がちょっと遠い感じかな。でもよく炊かれてます。皮もやわらかくてとろとろですよ~!

それにしてもほんとに大きいです。空腹でさらにあんこ好きな私でも、一個で十分満足って感じでした。
そして残りのもう一個は翌朝の朝ごはんになったのでした。

ぎぼまんじゅう
http://tabelog.com/okinawa/A4701/A470102/47002708/

 

file.19 ぺーちん屋の「てんぴぬめー(天妃前)まんじゅう」


いちにちいちあんこ

先週火曜日から昨日まで沖縄本島に行ってきました。
私にとって沖縄は魂の故郷のような場所。理屈ではなくホッとできる大切な場所なのです。

いろいろ旅してますとすごく感じるんですが、土地との相性ってありますよね。なんとなく居心地の悪い場所もありますし、妙に馴染むなあ、と思う場所もある…。いい悪いじゃなくほんとに「相性」だと思うんですよね。
そんなわけで、沖縄は、私にとって特別に「相性」のいい場所なんですね。

さて、そんな旅の中でも、もちろんいちにちいちあんこな日々は欠かさずなのでした!

まず那覇に到着して訪れたのは、「ぺーちん屋」さん。こちらの「てんぴぬめー(天妃前)まんじゅう」は、「那覇三大饅頭」の一つと言われて、甘いもの好きには有名ですが、私は一度も食べたことがありませんでした。念願かなっての来店です。
ぺーちんやお店を新しくされたんでしょうか。シンプルできれいなお店!
店内に入ってみると、イートインスペースもありますよ!コーヒーとセットで500円。いいですね~♪
ぺーちんや店内はこんなかんじです。4人掛けのテーブルが一つ。仕切りに糸カーテンなんておしゃれですね。
饅頭セットさあ、いよいよてんぴぬめー饅頭の登場です!!

ところで、この名前のてんぴぬめー(天妃前)なんですが、これは久米という地区にあった天妃宮(媽祖廟・中国の海の女神ですね)の門前で売られていたのでこの名がついたんだそうですよ。戦前はぺーちんやさんだけでなく数店あったようですが、天妃宮が戦争で亡くなってしまってからは、こちらで販売しているまんじゅうを「てんぴぬめーまんじゅう」と呼ぶんだそうです。
てんぴぬめーまんじゅう

周りの白い生地は、もちではなくて小麦粉の皮です。中にあんこを入れて月桃の葉の上に載せて蒸し上げるんですって。
ちなみに月桃の葉、というのは、こちらでいうと笹の葉みたいな感じですね。独特の香りがあって、また殺菌作用もあるそうなんです。保存にも効果があるってことですから、笹とか竹で食べ物を包むのと同じような感じです。

さて、このあんこですが、ものすごく甘さ控えめ!めちゃくちゃ軽い!

あんこが入ってるとはいえ、スアマ(あんこの入ってない甘いお餅)を食べてるみたいに軽い感じです。二個は多いかな?と思ったけど、するする食べちゃいました。

実は、このあんこ、茶色く見えるので、小豆あんかと思いますよね。

でも、実は豆が入ってないんです!はったい粉(麦こがし)と黒糖でできてるんですって~~!!
なるほどなああ。

ぺーちん屋
http://peechin.on.omisenomikata.jp/

 

 

沖縄から帰ってきました!


沖縄沖縄から帰ってきました!
年に二、三回沖縄に通うようになって早15年。
よく考えましたら梅雨入りした沖縄は初めての体験でしたが、これはこれで楽しい。

海には入れませんし、青い空にもなかなか会えませんでしたが、大好きなねえねえたちに会い、念願の琉球犬と、保存会の新垣さんとお目にかかることができました。やっぱり、今回の沖縄も最高でしたよ!

ありをりあるでも、各カテゴリでしばらく「沖縄祭り」状態になりそうです。イキモンブでは、首里の龍潭に住み着いてしまった外来種の鳥たちの話。そしてもちろん琉球犬の取材の模様もご報告します。
石部では、沖縄のグスクについて。レキベンでは琉球王国の歴史について。
そしてもちろん、「いちにちいちあんこ」ももちろんたくさんのあんこモノをご紹介したいなあと。

書きたいことがいっぱいです。明日からちょっとずつアップする予定です。しばらくお付き合いくださいませ!

 

『国宝 大神社展』@東京国立博物館にいってきました!


昨日は東京国立博物館で開催されてる『国宝 大神社展』にいってきました。

前から行こう行こう思って、気がついたら5月も後半に。こうしてほっとくと気がついたら後の祭り、なんてことになってしまいます。あわてて友人たちと連絡を取って、上野に集合しました。

今回のポイントは、とにかく日本中のご神宝が大集合!ということですね。仏像とは違ってなかなかこういう機会は少ないと思います。

私もぜひ見てみたいものがいくつかあったし、神像がここまで集められるのはとても珍しいのでとても楽しみにしてました。
とはいえ、みんなどう思ってるのかな?と思ってネットで皆さんのレビューをみたりすると、ちょっと地味、と言ってる方が多い。
そうですよねえ。どうしても、神社となると工芸品が多くなりますし、仏像でどどーんとみせたりできないからなあ。そもそも神像はどうしても地味ですしね。

さてさて、私はどうだったかと申しますと、とても楽しめました!

一緒に行った友人YさんとSさんが、楽しみ上手、ということもありますし、歴史の本をやってるとどうしてもよく当たるような古文書のオリジナルがあったりするので「おおこれが!」ってかんじでね。

でもすごく残念だったのは、石上神宮の「七支刀(国宝)」、籠(この)神社の「海部氏系図(国宝)」を、観られなかったということと。

しまったああああ・・・

やっぱりこういうのはちゃんとリサーチしないといけませんね。
っていうかやっぱ前半に一度行くべきですね。はあああ。
図録

とはいえ、全体的にすごい面白くて、突っ込み入れながら4時間かけてじっくり堪能しました。一緒に廻ったYさんと話していて印象的だったのが…

沖の島祭祀遺跡から出土したという「子持ち勾玉」。勾玉というよりも…ちょっと変わってます。たとえるならば…

「なんか、この形ってクマムシに似てない?」
とYさん。あははは!似てる~~~!それだ~!

あの最強の生命体クマムシとこの勾玉、なんか共通点がありますよ。おもしろいなあ。
生命を表す〔勾玉〕がクマムシっぽいってなんかすごいフィットしてるよね、と二人して爆笑しました。

それにしても、すごい出展数でした。あらゆる角度から鑑賞できると思います。
私たちは、前述のようにクマムシになぞらえて爆笑したり、その緻密な表現にため息をついたりしながら、いろんな感動をいただきました。

ぜひ皆さんも、この出展の嵐を楽しんでみてください!

東京国立博物館 ~6月2日まで
http://daijinja.jp/index.html