file.30 富久屋春秋庵の「あんみつ」


いちにちいちあんこ

今日は、埼玉に戻ってきて一番一緒に時間を過ごしてきたKさんが、仕事の関係でスイスに引越しされることが決まったので壮行会もどきを開催しました。

ランチはお寿司。そしてデザートには、もちろん和菓子を!

最近では、海外でも和食は大人気で、和菓子も手に入ったりもしますが、なんといっても本場にはかないません。お寿司も和菓子も日本で食べると本当に美味しい。そんなわけで、「和」尽くしの会食になりました。

訪れたのは、東松山市市役所近くにある富久屋さんです。こちらは、みたらし団子の中にこしあんが入っている「牡丹だんご」で有名ですが、喫茶スペースもあっておいしい甘味をいただくことができます。

今日私が頂いたのは、あんみつです!
あんみつ

カンペキに、直球に正しいあんみつでしょう??!
ちょっと他と違うのは、寒天ではなくくずもちのあんみつだということかな。ちょっと食感がねっとりとしていて、美味しいです。

あんみつ

丁寧に手作りしたな、というしっかりとしたあんこ。美味しいです。
さらに嬉しいのは、たっぷり、ぎっしりのせてくれてます。アイスディッシャーで掬ってくれてるんですけど、もう目いっぱい詰め込んで、パカッとしてくれたな、という感じ。

一見きれいに盛ってくださってるので、こじんまりとして見えたのですが、くずもちとあんこのおかげですごいボリューム感でした。お値段も500円くらいとお手軽価格。これはCPいいですわあ。

富久屋春秋庵
http://tabelog.com/saitama/A1105/A110502/11003202/

 

file.29 すずめやの「どらやき」


いちにちいちあんこ

私は夏生まれなのですが、夏の暑さにはめっぽう弱いので、この数日は相当ポンコツになってます。できるだけ外に出ないよう心掛けてだらだら過ごしておりますが…。

とはいえ、この土曜日。どうしても資料を探しに行かなくてはならない、そんなタイミングがやってきました。

いろいろ考えて、ジュンク堂池袋に行こう、と決めましたよ。
ジュンクさん自体とても好きな書店さんですけど、もう一つ、あんこ好きにとっては強力な動機づけになるあのお店がそばにあるからです。

そうです。すずめやさんです!

すずめや

ジュンク堂左側の道をずんずん進んでさらに左の横道に入るとひっそりとこの名店が佇んでいます。

お店としては新しいですよね。10年くらい前に開店されたんじゃないかな。だけど、あんこ好きだったら、まあ間違いなくチェックしてるお店です。

久しぶりにこちらのどらやきを食べられる、と思ったら俄然やる気になりました。

こちらでは、どらやきのほかに、最中と茶玉、季節の練り菓子など、4種類販売されてます。品目が少ないというのが何となくまたさすが、というかなんかいいなあと思っちゃったりしますね。すみませーんと呼びかけると、若いご主人がわざわざ奥から出てきて応対してくださいます。

茶玉は売り切れだったので、とりあえずどらやきと最中を3個ずつ…とオーダーしてお財布を観たら……
お財布の中に200円しかない…><。銀行でおろそうにもそばにATMがない…。
#私のカードは静脈認証なので、コンビニだと下ろせないのです。

さらに、そのあと打ち合わせがあるので、時間もない。仕方なくどらやきを一個だけ買いました。なんかもう、自分にガッカリです。

どらやき

これがその一個(150円)です!ふお~、美味しそう!

どらやき

おおお、いいかんじ。ふっくらとしてて、なんとなく全体的にコロンとした印象。たまらないです。

どらやき

皮はしっとりふっくら。あんこも小豆が上等なのがよくわかります。そして甘さ控えめで美味しい!
一口で言うと、全体的に上品な印象です。どらやきらしいボリュームはしっかりとありますけどね。

また、これをお土産とかでもらったら、本当にうれしいですよね。

そうそう。
以前、仕事で人を紹介してほしい、と知人に頼まれたことがあったんですけど、それはかなり面倒なお願い事でした。でも、忙しいはずの知人がわざわざ会社までやってきて、こちらのどらやきを20個くらい持参してくれ、「悪いけど頼む!」と言われた時、私は思い切りどらやきにつられてOKしてしまいました。

「こいつ、やるなあ」。その時、その知人の評価が3段ぐらい上がっちゃいましたね。

私があんこ好きだと知っていて、忙しいのに、「本当に美味しいどらやき」をわざわざ池袋まで買いに行ってくれた(世田谷在住で会社は品川だから何かのついでというのはあり得ません)。これはなかなか、できるようでできないことです。見事にやられました。

それくらい、本当に美味しいどらやきなのです!

すずめや
http://www.d-suzumeya.com/index.html

 

file.28 板倉屋の「人形焼」


いちにちいちあんこ日曜日は三越前の三井記念美術館で開催中の「大妖怪展」に行ってきました。「三越前」という駅名だと分かりにくいかもですが、このエリアはすべての街道の起点となっている「日本橋」すぐそば。つまり江戸時代では超一等地ですよね。
三越本店、三井本店をはじめ、たくさんの老舗が今も軒を連ねています。大きなビルになってしまっているので「老舗街」と言われてもちょっとピンと来ないかもしれませんけど^^;。

大妖怪展を観終わった後、そんな雰囲気を味わいたくて人形町まで散歩してみました。今回一緒に行ったのは「面白いもの好き」な旅をよく一緒にしているメンバーなので、こういう街歩きもたちまち「発見」の嵐になります。

路地に入って小さなお稲荷さんにお参りしたり、注染で有名な手拭屋さん戸田商店を発見したり。戦前の長屋をベースに異様に成長?してしまった古い長屋を見つけてみたり…。

一時間半かけて人形町の甘酒横丁につくと、もう夜になっていました。日曜日なので早じまいか定休日でお店はほとんどやっていません。そんななかで、ひときわ目立つお店を発見。

人形焼本舗「板倉屋」さんです。
これはちょうどいい!と人形焼、ゲット!

ところで、人形焼、というと浅草の印象が強いですが、本来この人形町が発祥の地だって知ってました?しかも、帰ってから調べてみて分かったんですけど、この板倉屋さんの初代が考案して発売したのが最初だったんですよ!知らなかった~~。

板倉屋さんの看板こちらが昔の看板とのこと。「写真を撮ってもいいですか?」とお訊ねすると、
「どうぞどうぞ、中のほうも見てみてください」
とご主人。焼き場も見せていただいちゃいました。
焼き場もう遅い時間でしたので、焼いていらっしゃいませんでしたけど、いつもここで焼いてるんだそうですよ。左の壁一面に焼き型があります。すごいですね。
焼型さらにさらに。お忙しい手を止めて、焼き型も見せてくださいましたよ!(ご主人はじめ皆さんが本当に親切!)

HPによりますとこちらで販売している人形焼は、6つのお顔があるんだそうです。
『布袋尊、弁財天、恵比寿、毘沙門、大黒天、寿老人、弁財天を表しています。6人しかいない七福神にお客様の笑顔を足して、七福神にしてあげてください。』(HPより抜粋)
おおお、なんかしゃれてますねえ。

そして、いろいろ悩みましたが、時間もなかったので五個入りを買いました。
人形焼シンプルですが、なんかしゃれてるでしょ?いいかんじ。
人形焼わあ、かわいい!誰が誰だかはちょっとはっきりわからないですけど、前列の左は毘沙門さんで、真ん中は布袋さん?ううう、見分けがいまいち…
人形焼こしあんがたくさん入ってます!
うわあ、美味しい!

ねっとりと濃厚。でも甘味は適度。丁寧に作ってらっしゃるのがよくわかります。

皮がはちみつと卵の風味がはっきりとしているので、こしあんもしっかりと風味がないとバランス崩れちゃうだろうなあ。絶妙なバランスです。

5個で500円って、大きさの割にちょっとお高い?なんて思っちゃいましたが、さにあらず。しっかりとしてるので、一個でも十分満足感があります。丁寧に作られているからでしょう、既製品の人形焼とは別物。ちょっとしたお持たせでさらっとこういうものを用意できると、なんだかおとなな気がするなあ。いいなあ。

板倉屋
http://www.itakuraya.com/

file.27 糸屋製菓店の「翁羊羹」


 

いちにちいちあんこ

私の中で、豊島屋さんの「鳩サブレ」と同じぐらい思い出深いのがこの、糸屋さんの「翁羊羹」です。
豊島屋さんの鳩サブレは、神奈川の親せきがよく買ってきてくれましたし、糸屋さんの翁羊羹は父が、仕事で深谷市に行った帰りに買ってきてくれた、お馴染みのお菓子です。

鳩サブレは、社会人になって一人暮らしを始めても自分で買ってよく食べてましたし、関西の取引先へのお土産に買ったりして、その後も馴染み深いのですが、糸屋の翁羊羹は、深谷に行かないと買えない羊羹なので、ずっと「食べたいけど手に入らない」お菓子でした。

なので、月曜日に『石部』で深谷市に行くことになった時、真っ先に思い浮かべたのが「翁羊羹」!これはぜひとも手に入れなければ!!

そして念願の、「杉箱入り 翁羊羹」です!!20年ぶりの邂逅。
翁羊羹

杉の箱に入ってるもので、2100円。もう少し小さな紙箱入りもありますが、テンション上がってるので、大きいのを購入!
翁羊羹

そうそう、これですよ~!この絵、覚えてます。懐かしい!
翁羊羹中はこんなかんじ。
翁羊羹これを切って食べます。

翁羊羹はい、できあがり!!

翁羊羹は、こしあんの羊羹です。寒天が強めで、下のほうには砂糖の塊がゴツゴツしてるような、昔ながらの羊羹。

……いや。

ちょっと迷いますが、やっぱり正直に言います。

記憶の「翁羊羹」とは、かなり違うものでした。私が思い込みすぎていたのかな、と思いますけど、家族全員が「……あれ?」と言って黙ってしまうくらい。

「夏だから、よく火を入れて、甘味も強めてるのかもね」と母。

そうかもしれません。

もちろん、ちゃんと美味しいんですよ。とても丁寧に作られている羊羹だと思います。

でも、昔食べたとき、「ああ、丁寧に作ったこしあんってこんなに美味しいんだ!」と衝撃を受けたんですが、今回はそこまでの衝撃は味わえませんでした。

でも、まあ、美味しかったから、いっか!

そして、私は「せっかくだから」ともう一つの名物「翁最中」も買ってきました。こちらは明日ご紹介しますね。

糸屋製菓店
http://tabelog.com/saitama/A1105/A110503/11004209/

 

file.26 慈げんの「雪くま」


いちにちいちあんこ
「あついぜ!熊谷」のカキ氷!
夏は暑いし大変ですけど、やっぱり夏ならではの楽しいこともたくさんありますよね!夏休み、海水浴、スイカ、カキ氷…。

そう!カキ氷! 暑い中で食べるカキ氷、最高ですよね~!

そんなわけで本日ご紹介するいちあんこは、カキ氷でございます。しかも「熊谷市」のカキ氷「雪くま」です!!

皆さんもよくご存知と思いますが、埼玉県熊谷市は「日本一暑い」ということで、この季節は特によくニュースに登場します。
実は、私、熊谷市内にある高校に通っていました。自宅のあった東松山市からは車で40分ほどかかります。かなり遠いです。なので、気候も文化も結構違うんです。
熊谷に通うようになって驚いたのは、夏の暑さと冬の寒さです。内陸性の盆地気候なので、とにかく寒暖の差が激しい。京都みたいな感じですね。過酷です。

しかし、そんな気候も、受け取り方を変えたらこんなに楽しくなっちゃうんですね。

熊谷市では、日本一の気温を記録したことをうまく利用して、「日本一あついまち」としてプロモーションし、全国の皆さんにアピールしています。イベントをしたり、グッズを作ったり。今回ご紹介する「雪くま」もその流れででてきたもののようです。

「雪くま」は、「熊谷市内のおいしい水で作った氷を使い、氷の削り方に気を使ってふんわりとした食感で、オリジナルのシロップや食材を使っている」ことを条件としてるそうです。これらをクリアしたお店には「雪くま」のフラッグがあって、一目でわかります。

たくさんのお店があってよくわからないので、高校時代の友人N@熊谷在住にお勧めを教えてもらいました。

「慈げん」さんです。

熊谷駅から車で10分ほど。熊谷市民が愛してやまない百貨店〔八木橋〕の裏あたりにありました。

イシブカツ、オアシスに出会う
実は、この暑い時になぜあえて熊谷…というかんじですが^^;、『石部』のイシブカツ(注:石造物をみる会)で、熊谷と深谷を取材したのです。熊谷エリアは、今も鎌倉武士の遺跡を多く残している、重要エリアなのです。同行の石田石造(女)センパイが「どうせ行くならものすごく暑い熊谷に行きたい」と勇気のあることをおっしゃるので、あえてこの時期に出かけてきました。

7月頭より、風もありますしだいぶ過ごしやすかったとは思いますが、やっぱり暑いものは暑い。石もの(石造物)はたいがい外にありますから、二人とも暑さでよれよれになりました。

そこでたどりついた「慈げん」さん。

よれよれな私たちにとって、そこはまさにオアシスでした!

メニューは、魅力的なものがこれでもかと目白押し。どれにしようか悩みに悩んで決めたのがこちら!
煎茶+しろあん私は「煎茶+しろあん」!!そして、石造センパイは「和三盆+小豆あん」!!
和三盆+小豆あん甘い蜜を好みでかけながらいただきますよお!
おおお、本当に氷がふんわりしてます。さらっと溶けて軽い!なるほど、これが「雪くま」ですね!

私のオーダーした、煎茶+白あんは、濃く出した煎茶が爽やか。蜜をたっぷりかけても甘みほんのりです。
しろあん!氷の下に、丁寧に炊いた白いんげん豆がたっぷり入ってます。皮もやわらかくて、豆本来の良さをとてもよく感じます。美味しい!
あずきあん!石造センパイのほうの小豆あんもたっぷりです。
私もいただきましたが、この小豆あんも素晴らしい!こんなに美味しいあんこ、なかなかないわってくらい美味しいです。
和三盆の蜜もとっても上品。和三盆は本当に角がなくて、爽やかにおいしい砂糖ですけど、その良さを存分に味わえます。

いやあ、本当に美味しかったです。
暑い熊谷で美味しいかき氷を食べる。これ以上正しいことってないですよねえ。
絶対また行きます!

慈げん
http://www.city.kumagaya.lg.jp/kanko/meibutsu/yukikuma.html

file.25 五十鈴の「華車」


いちにちいちあんこ 私は現在埼玉県民ですが、サラリーマン時代は10年ほど神楽坂に住んでおりました。

一人暮らしを始めてから、初めて入居したマンションにずっと住み続けたんですよね。
狭くて小さな部屋でしたが、芸者新道沿いの静かな環境と、奇跡的な日当たりのよさ、大家さんは親切、そして何より神楽坂という町の住みやすさが心地よく、離れられなくなってしまったのでした。

そんな神楽坂生活の中で、よく、大切な人へのおみやげ品として、また自分へのご褒美として利用していたのが『五十鈴』さんです。

ちょっとだけお値段は上目。材料にこだわる昔ながらの和菓子屋さんです。でも、京都などとは違った、あくまでも江戸・東京らしい和菓子屋さんって感じ。 こちらは、看板商品が「甘露甘納豆」で、これまたおいしいのですが、私がよく買っていたのはこちら…
anko20130721-1
「華車」です。なんだか風流なお名前でしょう??御所車をイメージして命名されてるとのことですが、こちらは最中なんですけども、
華車このように、三つに分かれておりまして、
華車栗あん、ゆずあん、小倉あんの三種類のあんこを一気に楽しむことができてしまうのです!
これは、あんこ好きにとってはたまらなないようですよ!
しかも、写真だと分かりにくいかもしれませんが、かなり大きいのです。このひとかけらで小さな最中一個分くらいのボリュームがあります。
華車こちらは、ゆずあん。ゆずの風味がちゃんとしてきます。あんこはよく練れている感じでねっとりとしてますね。栗あんもそう。小豆餡が一番あっさりしてるかも?

五十鈴さんのHPを拝見しますと、「甘さ控えめ」と書かれてますが、私的にはかなりしっかりとした甘さを感じます。この、味がしっかり強めなところも何となく江戸っぽいなあ、なんて私はいつも思うのですが…
#とはいえ、今は夏なので、ちょっと甘くしたりしてる可能性もあるかも…

これ一個で283円なので、一瞬、お高い?と思いますが、ほぼ3個分のインパクトがありますので、納得のお値段です。私はこれを、ちょびちょび三回に分けていただきました。

いやあ、満足です!

五十鈴
http://isuzu-wagashi.co.jp/

 

file.24 梅林堂の「汐水ようかん」


いちにちいちあんこ

7月初めに比べたらだいぶましな暑さですね。7月半ばくらいにこのくらいの暑さというのは例年通りなのかなと思いますけども…

さて、そんな暑いときには??

……そうですよねえ。水ようかんですよねえ!

そんなわけで、いただきものの水ようかんを朝冷蔵庫に入れて冷やしておきましたので、そろそろいただきましょうか。
汐水ようかん熊谷を中心に店舗展開している「梅林堂」の「汐水ようかん」です。梅林堂といえば、子どものころから馴染み深い和・洋菓子屋さん。もとは和菓子屋さんだったんだろうと思いますが、ケーキやクッキー、また和洋折衷なオリジナルお菓子など販売しているお店です。

そんな懐かしのお店ではありますが、この「汐水ようかん」は今回初めていただきますよお。
汐水ようかん少し白みがかったあんは、原材料名を見ると白インゲン豆も入ってるみたい。小豆100パーセントのこしあんよりもちょっと軽い感じ。そこにちょっと塩味が効いてまして、甘味が際立って感じられます。

口どけはゼリーのようで軽いんですが、後味はかなりずっしり来ます。ちょっと濃い目に入れた熱い緑茶が合いますね。

そして、改めて、健康になってきてよかった!と喜びをかみしめました。あんこものはカンペキ復活宣言、と言っていいでしょう。

いや~、今日も美味しゅうございました!

梅林堂
http://www.bairindo.co.jp/

file.23 時屋の「どらやき」


いちにちいちあんこ
今日は新宿西口にて秘密のMTG。いろいろ面白いことが始まりそうで、これからがとっても楽しみ!

ウキウキしながら、新宿を歩いていて…。

あ、そうだ、新宿西口といえば……、「久しぶりに例のあれを買おう」とちょっと足を延ばしました。どら焼き時屋さんのどらやき!!!

そうつまりこれは…
日本出身の世界的有名人、いえ、有名ロボットのあのひと縁のどらやきなのです。

そうです!このひとです!
ドラえもん                     ボ~ク~ド~ラ~え~も~ん~~~~

(20年以上ぶりに書いてみたら思ったよりうまくかけた)

有名な話なので、ご存知の方も多いかと思いますが、ドラえもんのなどら焼きは、「時屋のどらやき」なんだそうですよ。

もはや都市伝説と化してますが、西新宿にスタジオがあったので、作者の藤子不二雄さんはよくこちらのどらやきを召し上がっていたそうで。真偽はともかく藤子先生が愛してやまないどらやきだったことは間違いないそうです。
どらやきこちらは、「小」180円。ほかに、中、大、特大サイズがあります。一般的な大きさはこの「小」ですね。これ一個でもう十分おなかがふくれますよ。
どらやきどうです!?この角度!!
私にとって、「ドラえもんのどらやき」といえば、このアングルですよ!!
どらやき
あんこはもちろん粒あんです。

お味のほうは、もう、本当に昔懐かし、「王道のどらやき」と申しましょうか。ふっくらとずっしり重い生地、しっかりとした甘さのあんこ…。

誰が食べても、ああこれがどらやきだよね、とうなずくに違いないお味です。

ちなみに時屋さんは甘味どころなので、イートインもできますよ!イートインだと生クリーム入りのどらやきも楽しむことができます。そちらも、正しく美味しいです。ど直球!

場所は、新宿西口の小田急ハルク一階(小田急の方に伺ったところ、正確にいうと、小田急ハルクのお隣ですが並びなので同じ建物内に見えます、とのこと)。
あのあたりは、地下を移動することが多いので、意外とご存じない方もいるかと思いますが、ぜひ一度足を運んでみてください。ちょっと懐かしい感じの甘味どころです。

時屋
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13006696/

 

file.22 十万石の「水ようかん」


いちにちいちあんこ
梅雨がうそのような日々が続きましたが、今日はちょっと梅雨らしいお天気ですね。雨は降ってはいませんけど、じめっとした曇り空。空気が重いです。

実は、ワタクシ、低気圧と湿度にとても弱い体質なのです。フクフクしているうえにいつも顔色がいいもんで、ものすごく頑丈そうに思われてますけれども、実はけっこうセンシティブなのです。

今日も原稿を書きながら、体が重くてグデーッとしてました。仕事も全然はかどりません。毎年のことなのですが、梅雨の時期って眠くてしょうがないんですよね。

そんな私を見るにみかねてか、父がいかにもこの季節らしいあんこものを買ってきてくれました。
水ようかん
水ようかんです!!

いいですよねえ。水ようかん。つるりといきたいですよねえ。
水ようかん先日、十万石まんじゅうでもご紹介しました、埼玉が誇る和菓子屋さん「十万石」の水ようかんです。
実は、うちの父が十万石大好きで、仕事で行田のほうにいってはお土産で買ってきてくれるのです。
水ようかん水ようかんといえば、こしあんです。「十万石まんじゅう」のこしあんもおいしいですから推して知るべし、ですが、もちろん水ようかんのあんこも大変おいしいです。
つるりんとした口どけがたまりません。まさに涼菓ですね。

さて、水ようかんといえば、そうです福井県ですね!!
あ、あれ?
みなさんご存じない方のほうが多いでしょうか。

福井の嶺北のあたりでは水ようかんの消費量半端ないですけど、かの地では水ようかんは冬の風物詩なのです。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1290088391876.html

おこたに入りながら、水ようかんを食べる、というのもまた乙ですよね。
福井の水ようかん食べたいな~。

でも、福井の水ようかんは11月から3月までなので、今はないんですよね~。
今年は絶対お取り寄せしますよ!

十万石
http://www.jumangoku.co.jp/

file.21 屋宜家の「黒蜜きな粉黒糖ぜんざい」


いちにちいちあんこ

関東も梅雨入りしましたね。今日は梅雨の合間。曇りですが晴れ間も見えます。沖縄から帰ってきてから、どうも体の切り替えができないまま、ものすごく効率悪くですけど^^;仕事に復帰しました。

さて、私の大好きなあんこもの@沖縄には、ご存じ「ぜんざい」があります。

ぜんぜい、と言っても、こちらで食べるあったかいぜんざいとは違いますよ~。暑いところならではの冷たいぜんざいです。

今回も、二日に一度はぜんざいを食べてましたが、その中でも特に美味しかったぜんざいをご紹介します。
屋宜家

場所は、八重瀬町。本島南部の街にある『屋宜家』(やぎや)さんです。『屋宜家』さんは、2009年に国重要文化財に指定されたお屋敷を公開し、お食事どころにされています。
母屋屋敷自体は100年以上、写真の母屋は63年たつ建物だそうです。沖縄のお屋敷の典型的な様式なんだそうですよ。
お庭もきれいにされていて、とても気持ちのいい素敵な場所です!!
ぜんざいそして、さっそく「黒蜜きな粉黒糖ぜんざい」を注文しました。
みてください、この素敵な様子!これが沖縄の「ぜんざい」ですよ~~!

沖縄のぜんざいは、優しい甘さに炊いた金時豆の上からかき氷がかかってるスタイルです。
金時豆こんなかんじですね。下のほうに金時豆がたっぷり入ってるんですよ。

屋宜家さんのぜんざいは、上からきな粉がかかって黒蜜もかかっていましたが、一番シンプルなぜんざいは、この金時豆の煮たのの上から氷がかかってるだけです。

金時豆って、本当に美味しいですよね。小豆とは違って、しっとりと軽味があります。

屋宜家さんのぜんざいは、どことなく洗練されていておしゃれです。この器を見ていただいたら味もお分かりいただけるんじゃないかな、と思います。
ご主人の心遣いを感じますね。

このきれいなお庭と建物を堪能しながら、美味しいぜんざいをいただく…。なんて贅沢なひと時なんでしょう。
そして、この素敵なぜんざい、380円…。リーズナブル~~!この空間でゆっくりして380円…(すみません、下品に繰り返して…^^;)。おおお。

ぜひ沖縄にいらした際には、足を延ばしてみてくださいね!おすすめです!

屋宜家
http://www.ne.jp/asahi/to/yagiya/
*空港から車で30分ほど